Epiphone Firebirdのギターの特徴は?

Epiphoneは、1928年にニューヨークで創立された楽器メーカーです。

Epaminondasという、ミュージシャン兼職人が、バイオリンやマンドリン、バンジョーの製作を行ったことから始まりました。

Epiphoneという名は、彼の愛称「エピ」と、ギリシア語で音を意味する「フォン」を合わせて名付けられました。

その後、エレクトリック・ギターの製作も手がけるようになり、現在では一般的になっている機能や機器を多く開発していきました。

例として、トラスロットやワウ・ペダル、電子チューナーなどが挙げられます。

1957年、Gibsonに買収され、その後1980年代中盤からGibson廉価版のギターを製作・販売を行っています。

もちろん、オリジナル機種も製作しており、The Beatlesが使用したことで有名なCasinoもEpiphone製です。

Gibsonの廉価版として、Les PaulやSG、Firebirdも製作しています。

Epiphone Firebirdは、GibsonのオリジナルFirebirdとは見た目もスペックも、大きく異なっていました。

本来の意味での廉価版Firebirdと言えるのは、1995年に発表されたEpiphone Firebird Ⅲからになります。

今回は、Epiphone Firebirdについての記事をお届けします。

Epiphoneから出ているFirebirdの種類

1995年以降、Epiphoneからいくつかの廉価版Firebirdが発売されています。

以下紹介していきます。

・Epiphone Firebird Ⅲ

1995年から2000年に生産された、本家Gibsonの1990年以降のFirebirdを模したスペックになっています。

・Epiphone 1963 Firebird-Ⅶ

1999年から2005年に生産されたもので、GibsonのFirebird Ⅶを模したスペックです。

3ピックアップ仕様、チューン・オー・マティックのエンドに、デラックス・ヴァイブローラ付きという豪華なものに仕上がっています。

・Epiphone Firebird Studio

2006年から生産されている、Gibson Firebird Studioにギアレス・チューナーをマウントしたスペックです。

他の機種に比べて人気がなかったのか不明ですが、現在は生産していないようです。

・Epiphone Joe Bonamassa Model Treasure Firebird-Ⅰ

現代的ブルース・ギタリスト、Joe Bonamassaのシグネイチャー・モデルです。

これについては、後述していきます。

ここまで紹介した機種以外にも、いくつかあります。

Gibsonとの違い

GibsonのFirebirdと、EpiphoneのFirebirdには、基本的な構造に違いがあります。

以下、その主なものを挙げていきます。

ネックの取り付け方の違い

GibsonのFirebirdはスルー・ネックですが、一部のモデル以外のFirebirdは、セット・ネックとなっています。

その関係で、ボディとネックの取り付け部分がGibsonのものより深くなっています。

Gibson Firebirdは、大体19フレット付近からボディになっていますが、Epiphone Firebirdは、17フレット付近からボディになっています。

個人的には、このネック構造が最も大きな違いだと感じています。

ボディの厚み

Gibson Firebirdに比べて、Epiphone Firebirdのボディは、若干の厚みが感じられます。

ですので、Gibson Firebirdよりも重量感を感じます。

ペグ

Gibson Firebirdの大きな特徴でもあるペグは、以前はバンジョー・ペグが使われており、現行機種ではギアレス・チューナーとなっています。

一方のEpiphone Firebirdのペグは、ノーマル・グローヴァー・チューナーになっています。

見た目は大きく異なりますが、重さではバンジョー・ペグより軽いため、ネックの取り付け位置やボディの重さと合わせてバランスの改善に役立っていると思います。

ストラップピン

古いEpiphone Firebirdの中には、ストラップピンがボディ裏についていない機種があります。

ボディ上部にあるストラップピンを使うとバランスが悪いため、そのように感じる場合は、ボディ裏にストラップピンを移動させた方が良いでしょう。

音の違い

これが最も重要になります。

Epiphone Firebirdは、Gibson Firebirdと同じようなタイプのピックアップがマウントされています。

サウンド・キャラクターはかなりGibsonに近いと感じます。

Gibson Firebirdのサウンドは、Gibsonの看板ピックアップであるP-90やPAFハムと異なるミニ・ハムバッカーで、シャープさが特徴になっています。

Joe Bonamassa Model

2016年に発売された「Joe Bonamassa Model Treasure Firebird-I」は、様々な意味で破格と言えるEpiphoneのFirebirdです。

この機種が製作された経緯は、Joe BonamassaがファンからプレゼントされたGibson Firebird Iを大変気に入り、それと同じスペックのものをEpiphoneに製作してもらったものです。

ですので、

  • ・スルー・ネック
  • ・バンジョー・ペグ

以上が採用されており、特に現在Gibsonはバンジョー・ペグではなくギアレス・チューナーなので、オールドのGibsonと全く同じ構造になっている上、価格帯は8万円を切っています。

ネックも太く、ヴィンテージ・ライクに製作されていて、最近のGibsonに全くひけを取らないどころか、こちらの方が好きというギタリストも多いです。

Epiphoneの高い技術力を知ことができるギターの一つです。

最近のEpiphone Firebird

現在、Epiphone Firebirdは、「Joe Bonamassa Treasure Firebird-I」以外の種類の全てが生産を終えています。

Joe Bonamassa Modelは大変素晴らしいギターでなのですが、以前に製作されているEpiphone Firebird IIIやEpiphone FireBird Studioは、見た目も価格も、いかにもFirebirdなので、こちらもまた生産再開してほしいと思っています。

Firebirdはとても大柄なボディですが、見た目ほどの重量はありません。

しかしデザイン優先?のためかバランスが悪く、ストラップを取り付けて、立って弾こうとするとヘッドが極端に下がり、非常に弾きづらく感じます。

これは、本家のGibson Firebirdから指摘されていた欠点で、Epiphoneでも変わりありませんが、ミニ・ハムバッカー、ピックガードのマークなども当然、Gibsonとは変わりません。

Epiphoneのロゴさえ気にしなければ、リーズナブルな金額でFirebird手に入れることができます。

問題は肝心のサウンドですが、コスト・ダウンのためにスルー・ネックではなくボルト・オン・ネックになっていたりする機種もありますので、注意が必要です。

しかしそれは欠点ではなく、ミニ・ハムのそこそこなパワー感とキレのあるシャープなサウンドは、プレイヤーのピッキング・ニュアンスがダイレクトに伝えられるため、ブルース・ギタリストにも人気があります。

余談ですが、Joe Bonamassaが気に入ったのも、このような特性を感じていたのかもしれません。

コレクター的な目で見てしまうと、当然Gibsonには太刀打ちできませんが、そのサウンドとスペックは、十分に使用できるギターです。

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