エピフォンのファイアーバードのギターの特徴は?

エピフォンは1928年に創設された古い楽器メーカーです。

ニューヨークの小さな工房で、バイオリンやマンドリン、バンジョーなどを製作しておりました。エピフォンという名前は1931頃につけられ、その後ギターを製作するようになりました。安価ながらも伝統的なデザインでコスパは高いと言えます。

1957年にギブソンに買収され、その後1980年代中盤からギブソンの廉価版のギターを製作・販売しています。

エピフォンのファイヤーバードの製作はその頃から始まっていますが、当時はギブソンのファイヤーバードとは見た目もスペックも大きく違いました。

本当の意味での廉価版ファイヤーバードを出したのは1995年の「Epiphone Firebird III」からです。

エピフォンから出ているファイアーバードの種類

1995年以降エピフォンからいくつかの廉価版ファイヤーバ-ドが発売されています。

Epiphone Firebird III

1995年から2000年に生産された本家の1990年以降のファイヤーバードに模したスペックとなっています。

Epiphone 1963 Firebird-VII

1999年から2005年に生産されたもので本家のファイヤーバードVIIに模したスペックで3ピックアップにデラックスヴァイブローラ付という豪華なものです。

Epiphone FireBird Studio

2006年から生産されている、本家のファイヤーバードスタジオにギヤレスチューナーを搭載したスペック。現在は生産していないようです。

ジョー・ボナマッサモデル Treasure Firebird-I

ブルースギタリスト、ジョー・ボナマッサのシグネイチャーモデルです。これについては後述します。

上記以外にもいくつかあります。

ギブソンとの違い

ギブソンのファイアーバードとエピフォンのファイアーバードは基本的な構造に違いがあります。

以下にそれを記します。

ネックの取り付け方の違い

ギブソンのファイアーバードはスルーネックですが、一部のモデル以外のファイアーバードはセットネックとなっています。

また、その関係でボディとの取り付け部分がギブソンのものより深く、ギブソンのファイアーバードはだいたい19フレット位からボディになっていますが、エピフォンのファイアーバードは17フレット付近となっています。

ボディの厚み

ギブソンのファイアーバードに比べエピフォンのファイアーバードのボディは若干厚みがあります。

ですのでギブソンのものより重さがあるように感じます。

ペグ

ギブソンファイヤーバードの大きな特徴でもあるペグ、昔はバンジョーペグ、現行品はギヤレスチューナーですが、エピフォンのファイヤーバードのペグはノーマルなグローバーチューナーとなっています。

見た目的には大きく違いますが重量はバンジョーペグより軽いため、ネックの取り付け位置やボディの重さと合わせてバランスの改善に役立ってると思います。

ストラップピン

古いエピフォンのファイヤーバードはストラップピンがボディ裏についていない場合があります。

ボディ上部にあるストラップピンだとかなりバランスが悪いので、その場合はボディ裏にストラップッピンを移動させた方がいいでしょう。

音の違い

エピフォンのファイヤーバードはギブソンとものとピックアップは同じようなタイプのものが取り付けられています。

サウンドのキャラクターはそういった意味では結構近くギブソンっぽさんがあります。

ジョー・ボナマッサモデル

2016年に発売された「ジョー・ボナマッサモデル Treasure Firebird-I」はいろいろ破格なエピフォンのファイヤーバードです。

これはジョー・ボナマッサがファンからもらったギブソンファイヤーバードIを大変気に入り、それと同じものをエピフォンで作ってもらったものです。

ですので

  • ネックはスルーネック
  • ペグはバンジョーペグ

といったもので、特に今ギブソンはバンジョーペグでは無くギヤレスチューナーなので、オールドのギブソンと全く同じ構造になっている上値段は8万円を切ります。

音は太くネックもヴィンテージライクに出来ていて、最近のギブソンに全くひけを取らないどころか、こちらの方が好きという人も多いです。

エピフォンのすごさを思い知るギターのひとつです。

最近のエピフォンファイヤーバード

現在エピフォンのファイヤーバードは「ジョー・ボナマッサモデル Treasure Firebird-I」以外のものは全て生産を終えています。

ジョー・ボナマッサモデルは素晴らしいギターでいいのですが、昔作っていたEpiphone Firebird IIIやEpiphone FireBird Studioは価格もいかにもファイヤーバードなルックスなので、こちらもまた生産して欲しいと思います。

ファイアーバードは大柄なボディーですが、見た目ほどの重量はありません。しかしデザイン優先?のためかバランスが悪く、ストラップを付けて立つとヘッドが極端に下がります。はっきり言ってすごく弾きづらいです。このあたりは本家ギブソンのファイアーバードも変わりありませんが、ミニハムバッカー、ピックガードのマークなど、Epiphoneのロゴを気にしなければリーズナブルなプライスで手に入れることができます。

問題はサウンドですが、コストダウンのためスルーネックではなくボルトオンになっていたりする物もありますので、注意が必要です。しかしそれは欠点ではなく、ミニハムのそこそこなパワー感とキレのあるシャープなサウンドは、プレイヤーのピッキングニュアンスがダイレクトに伝わるサウンドで、ブルースプレイヤーにも人気があります。

コレクター的な目でみるとギブソンには太刀打ちできませんが、実戦では十分に使用できるギターです。

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