Bacchusのギターの評判・評価とは?

Bacchusは、長野県松本氏にある株式会社ディバイザーの保有する楽器ブランドで、主にエレクトリック・ギター/ベースの製造を行っています。

低価格ブランドではありますが、チューニングの乱れが少なく、音程も安定しており、コストパフォーマンスに優れた高い技術力を持っています。

ギターやベースを始めたばかりの方は、いきなりFenderやGibsonではなく、Bacchusのような国内の安くて優良なブランドを選ぶ方も多いと思います。

BacchusのStratocasterタイプは、あまりに作りが良過ぎたせいで、本家のFenderに訴訟を起こされてしまい、同じヘッドの形状では作ることが出来なくなってしまいました。

今回は国内を代表するギター・ブランドの一つ、Bacchusについてご紹介していきます。

Bacchusの歴史

簡単にBacchusの沿革を記載してみます。

1977年に、ヘッドウエイ株式会社が設立され、フォーク・ギターの製作・販売を開始し、これが株式会社ディバイザーの前身になります。

1983年は、なんと2度の火災に見舞われ、工具や木材の多くを失うことになってしまい、アコースティック・ギターの生産の中止を余儀なくされてしまいます。

その後は、エレクトリック・ギター/ベースの生産へシフトしていきます。

1980年代後半よりRiverheadとしての製品のリリースを開始、そして1990年中頃からはBacchusとしての製品を発表します。

2000年代に入ってからは、当初事業であったアコースティック・ギターの製造にも再び力を入れていきます。

ちなみにディバイザー社は、他にも以下のブランドを有しています。

  • STR 経験豊富な職人がオーダー・モデルを作り上げている
  • Momose ディバイザー草創期の職人である百瀬恭夫(ももせやすお)氏の名を冠している
  • Seventy Seven ジャズ向きのモデルを中心に製造している

Bacchusのギターの特徴

・ハンドメイドへのこだわり

Bacchusの製品は、職人の手によって、丁寧に製造されています。

例えば、ネック・グリップの細かく微妙な感触や、最終的な塗装の仕上がり、そしてボディとネックのジョイントの完成度は、手作業ならではのものです。

クオリティの高さは、おそらく想像以上でしょう。

最上位モデルの「ハンドメイド・シリーズ」は、James TaylorやCrewsのハイエンド・モデルのOEMも受注しているという、飛鳥工場の職人による完全な手生産になっています。

・トラディショナルな作りが基本

Bacchusのギターは、独自の構造や特殊な技術が使われている機種はなく、伝統的なスタイルのギターをしっかりと製作することを重視しているようです。

自社オリジナルの独自性ではなく、かと言って単に世界的な有名ブランドのコピー・モデルを製作しているだけではありません。

上位モデルになると、塗装の仕上げに「オイル・フィニッシュ」が選択できます。

ギターの材は木ですから、使い込むほどに色合いが経年変化し、味わいが出てきます。

これを売りにしているブランドは、他にはほとんどありません。

確かな技術力を持ったBacchusならではの特徴と言えます。

また、定番とも言えるFenderスタイルのギターのアレンジも行っています。

ネック・ジョイント部のヒールのスラント・カットや、ジョイント・プレート削除、コイルタップなどになります。

また、ターボ・ブレンダーと呼ばれるセンター・ピックアップを直列に繋いだ回路が組み込まれたモデルも製造されています。

Bacchusギター・ラインアップ

Bacchusのギターは、エントリー・クラスという入門仕様から、プロの要求に耐えうる仕様まで、4種類のシリーズが用意されています。

オーダーメイドやカスタムなどは受け付けておらず、特定のアーティスト・モデルもありません。

しかし、エントリー・モデルからプロ仕様のものまで、どのモデルでもコスト・パフォーマンスはかなり高いと言えます。

それぞれのシリーズについて、生産するセクションが分けられているのも特徴です。

・ハンドメイド・シリーズ

Duke Master

このモデルは、オールドなLes Paulを思わせるP-90ピックアップを採用、ボディカラーも独特なものが使われています。

こちらは飛鳥工場で、職人の手によって完全ハンドメイドで生産されるシリーズになります。

機械によって画一的に大量生産されるのではなく、一つ一つ丁寧に作りあげられるプレミア感、高級感を持ったシリーズと言えます。

全てのモデルで、オイル・フィニッシュが選択可能になっています。

ハンドメイド・シリーズの価格帯は、15万~25万円位になります。

非常に有名なモデルのタイプがラインナップされていますが(Stratocaster、Telecaster、Jazzmaster、Les Paul)、Fender系統のボディ・タイプが多いようです。

ハムバッカーをマウントしたモデルには、コイルタップ機能(シングル/ハムの切り替えが可能なピックアップ)を有している、トラスロッドの調整がネックを外さなくても可能になるなど、メインテナンス部分にも考えられた仕様になっています。

・クラフト・シリーズ

Tactics Koa-Ash

Telecasterタイプでありながら、Stratocasterのようにエルボーとウェストにコンター加工が施されています。

それにより、本家Telecasterのフラットな角張ったボディ・シェイプよりも、抱えやすくなっていて長時間の演奏に耐えうる機種になっています。

こちらは、飛鳥工場のハンドメイド・シリーズから独立した組込みセクションを持つシリーズになります。

製作の工程において、作業の効率化が徹底して図られており、価格以上のクオリティがあると言えるでしょう。

このシリーズでもオイル・フィニッシュを選択できます。

クラフト・シリーズの価格帯は、9万~15万円台となっています。

プレイアビリティでは、ハンドメイド・モデルに比べて、指板が緩やかになっているようです。

弦高の低いセッティングが好みの方に、オススメできるグレードだと思います。

ボディ・シェイプは、Les Paul CustomやSGなど、Gibson系統のラインナップが中心です。

・グローバル・シリーズ

G-Studio PLD

このモデルでは、ピックアップが3つマウントされたSSH配列が採用されていて、サウンド・バリエーションが非常に広いです。

日本国内のマスター・ビルダーの直接指導を、フィリピンに設立した工場へ伝達し、現地のスタッフによって手作りされるシリーズになっています。

海外に設立された工場と製造技術のノウハウをしっかりと共有することで、低コストながら国内生産のモデルと同等の品質を保っています。

メインとなる材は厳選されており、使われている各パーツも上位モデルと共通しているものが多いです。

このシリーズのコンセプトには、「海外の工場で、どこまで国内工場と同じことが出来るか」というものがあります。

グローバル・シリーズの価格帯は、4万円~10万円くらいとなっています。

・ユニバース・シリーズ

BST-2

エントリー・クラスのシリーズで、コスト・パフォーマンスを最重要視していると言えます。

価格帯は非常にリーズナブルな1万5千~2万円台という、驚きの安さです。

これは、長年国内で技術を磨いてきたクラフトマンを、提携している中国の工場に派遣して生産を行っています。

また、生産だけでなく、品質管理や人材育成も行っているそうで、このシリーズでも海外と国内の共有が図られています。

老若男女幅広い層に使われるように、ボディ材にポプラを採用した軽量なモデルが多く製造されており、ラインナップもかなり豊富です。

ユニバース・シリーズには、ミニギター・タイプもあり、子供が使う場合や、出先で気軽に使う場合を想定したモデルもあります。

Bacchusの評価

ユニバース・シリーズは非常に安価ですので、やはりそれなりのクオリティですが、その一つ上のグローバル・シリーズになると、かなり使えるものが多いです。

個人的な感覚では、グローバル・シリーズで5万円を超える機種であれば、とりあえず間違いはないと言えるのではないでしょうか。

全てのモデルで見てみると、下は1万円台で購入できるものから、上は何と80万円台のものもあります。

これだけ幅があるということは、シリーズによってしっかりとしたコンセプトがあり、技術や材、各パーツなどを使い分けているということでしょう。

ユニバース・シリーズであっても、同価格帯の他のギター・ブランドと比べても、評価の高いレビューを見かけますので、全体的に価格以上の品質が期待できます。

オススメなのはグローバル・シリーズです。

最近の10年でフィリピンやインドネシアなどのギター製作技術はかなり向上していますので、先行したイメージに囚われず、自分で弾いてみて納得できれば、ぜひ使ってみていただきたいです。

クラフト・シリーズやハンドメイド・シリーズは、製品レベルとして疑問を持つことはほとんどないでしょう。

コスト・パフォーマンスも高いといって良いでしょう。

ブランドとして個体差が少ないと感じますので、逆に言えば極端な当たりというのも見つかりにくいですが、良品質が期待できます。

それだけムラがなく、安定した高い技術力が想像できます。

たくさんの個体を弾き比べて選べるのであれば、当然FenderやGibsonを選ぶのが良いですが、現実的には中々難しいものです。

特に試奏ができない通販や、地方にお住まい方には心強いブランドとなります。

もし、とりあえずギターを始めたい、もしくは改造の素体にしたいというのであれば、ユニバース・シリーズが良いです。

または、しっかりと弾いて使いたい、もしくは実践でも使えるギターが必要と思うのであればグローバル・シリーズ、それ以上のグレードが良いのではないかと思います。

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