Boss GEB-7(ベース・イコライザー)のセッティング・音作りについて。

イコライザーは、音の特定の周波数帯域のレベルをブースト、またはカットするエフェクターです。

つまり、その音に含まれる高音域を強調してエッジを効かせたり、低音域をカットしてスッキリとさせるなどの使い方が主流で、音楽だけでなく、放送設備など幅広く使われています。

もちろんエレクトリック・ベースのサウンドメイクでも、基礎的な必須エフェクターと言えるでしょう。

一口にベース用のイコライザーと言っても、ベース本体のトーン・コントロール、アンプの3バンド・イコライザー、ストンプ・タイプで足元でコントロールするものなど、様々です。

今回は、自宅でのサウンドメイクからライブ演奏まで汎用性に優れたベース・イコライザー、Boss GEB-7を紹介していきます。

ギター用GE-7の周波数帯を変えたもの

ストンプ・タイプのイコライザーとして有名なものは、1981年にBossからリリースされたGE-7が挙げられるでしょう。

この機種は大変高い評価を得ており、現在でも需要があるロング・セラーのエフェクターです。

発売当時は、「これでLes Paulの音もTelecasterの音も、同じギターから作ることが出来る」と言われていましたが、さすがにそれは無理な話で、現代の最新イコライザーでも不可能でしょう。

考え方を変えれば、当時はそれだけ衝撃的な機種だったのかもしれません。

しかし、アンプだけでは出来なかった積極的な音作りが可能になったのは事実と言えるでしょう。

そもそも、アンプのイコライザーはプリアンプ的な要素が強く、基本的な音を作る、言い替えれば「ギター/ベースらしい音にする」ものです。

エフェクターのGE-7を使うことで、より詳細な設定が出来るようになりました。

そして、このGE-7の周波数帯域をベース用に変更したものがGEB-7です。

実はGEB-7以前にも、BossはGE-7Bというベース用のグラフィック・イコライザーを発売しています。

ギター用とベース用の違いは、まず筐体の色が異なる点(GEB-7は白、GE-7Bは黒)、そしてブースト/カットが出来る周波数帯域がそれぞれ異なる点です。

GE-7Bは1987年に発売されていますが、1995年に現在のGEB-7に切り替わっています。

GEB-7の機能

ギター用グラフィック・イコライザーであるGE-7は、中心となる周波数を設定し、その上下にオクターヴが異なる周波数帯域を配置しています。

それに対してGEB-7は、GE-7とは違って中高音域を重視した設計になっており、さらに高音域と低音域を広げたような周波数帯域の配置になっています。

ブースト/カット可能な周波数帯域は、50Hz、120Hz、400Hz、500Hz、800Hz、4.5kHz、10kHzの7バンドとなっており、それぞれ±15dBブースト/カットが出来ます。

これは、ストンプ・タイプのエフェクターとしては、かなり幅広くカバーされたイコライザーと言えます。

演奏用のイコライザーは、音響用ほど細かな周波数帯域を持っていないのが普通ですが、この機種は幅が広いです。

そして、全体音量を調節するためのLevelがあります。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、BossのYouTube公式チャンネルにGEB-7のデモ演奏をしている動画がアップされていますので、見てみてください。

スタンダードな使い方から、極端な音質変化を求める使い方まで、色々な使い方が参考になると思います。

他にも面白いデモ動画がアップされているので、興味を持たれたら覗いてみてください。

「Boss GEB-7」で検索するとヒットするはずです。

多弦ギターやダウン・チューニングのギターに使える

GEB-7は、ベース用に低音域に特化した設計になっていますので、全音/半音のダウン・チューニングをしているギターや、7弦(以上の)ギターなど、通常より低音域を発するギターにも使えます。

ギター用のGE-7よりも、このGEB-7を使った方が、低音域を活かせるサウンドメイクがしやすいと思います。

ギターとベースは同じ弦楽器で、弦振動による発音ですから波形が非常に似ています。

その違いは、ロー・ミッドの周波数帯域にあり、低音域が強いギターは、ベースに近い波形と言えるでしょう。

もし、そのようなギターを使っていて、GE-7のサウンドメイクに納得していなければ、GEB-7を試してみると良いと思います。

飛び道具、常時使用どちらもOK

ストンプ・タイプのエフェクターですので、楽曲中のワン・ポイントで意表を突いた音の変化を与えるような、飛び道具としての使い方も可能です。

また、楽曲ごとに、もしくは楽曲の途中で極端にトーンを変える場合はもちろんですし、あるいはベースを持ち替えた際の微調整にも使えて汎用性があります。

そしてシンプルですから、直感的な操作が可能で、エフェクトの効きも良く、宅録の時のサウンドメイクから、ライブまで対応可能です。

自分は、ピック弾きの楽曲と指弾きの楽曲で、明らかな音色変化が欲しい時に使っています。

また、スタジオやライブハウスの備え付けアンプを使用する人には、コンプレッサーとGEB-7があれば、どのアンプでもある程度自分のイメージする音に出来ると思います。

ベースとGEB-7で、自分のサウンドを作ってみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です