バンドマンのメンズファッション・衣装で人気のブランドとは?

 

バンドマンにとってファッションとは、自分の音楽性を表現する手段の一つです。

言い換えれば、そのバンドマンのファッションを見ると、どんな音楽を聞かせてくれるか、想像できることもあります。

今回はメンズファッション編です。

とは言ってもユニセックスも多いです。

バンドマンのメンズファッション・衣装で人気のブランドとは?

Harley Davidson

バイクで有名なハーレー・ダヴィッドソンですが、ライダースの定番としても有名です。

エルヴィス・プレスリーに代表されるような、50年代アメリカのロックンロールから、リーゼントと並ぶ「テディ・ボーイ」ロッカーという一つの印象を作り上げました。

このブランドのライダースを着用したミュージシャンは数知れず。

まさに定番中の定番「ロックンロール」ファッションの代表格と言えます。

Schott

ハーレー・ダヴィッドソンと同じ位定番のライダースを発表しているブランドがショットです。

1969年の映画「イージー・ライダー」で一躍有名になりました。ちょうどロックも黄金期を迎えた時代です。

その後、セックス・ピストルズやラモーンズが着用したことで、パンク系を中心に人気となっていきました。

直線的で突き抜けていくような、ストレートなパンクスがイメージされます。

Vivienne Westwoodt

マルコム・マクラーレンと共にセックス・ピストルズを生み出した説明不要のブランドですね。

前衛的で反抗的なデザインは、とてもイギリスらしいのではないでしょうか。

1980年代の日本では為替の関係でかなり高価でしたが、最近は入手しやすくなっています。

また以前のような過激なデザインは少なくなった分気軽に着る事ができます。

通常のファッションに、ワンポイントで激しさが欲しい時など、重宝するかもしれませんね。

パンク系の人以外にも、特に女性に人気のあるブランドです。

DEADHEADZ

ハードコア系のブランドとして最近人気のブランドです。

ライブハウス等で、バンドマンが着ているのを見かけた方も多いのではないでしょうか。

ダークな世界観を持ちつつ、ストリートの感覚も持ち合わせているため、意外にどんなジャンルでも合わせられます。

激しい暗さの中にあるストリートっぽさは、グランジとの繋がりも感じます。

HYSTERIC GLAMOUR

北村信彦氏が1984年に立ち上げたブランドです。

主に渋谷・原宿系の女性向けものを作っていますが、一部メンズ向けのものもあります。

もともと北村氏がミュージシャンと仕事がしたい、との思いで始まったブランドです。

アンディ・ウォーホルとのコラボレーションなど、アメリカン・ポップ・カルチャーとの共通性が見えます。

15年くらいに出したピンクのラモーンズ柄は、個人的には衝撃が走りました。

オルタナ・インディースっぽいミュージシャンが好むイメージです。

Ben Sherman

モッズ系の御用達ブランド。3つボタンでスリムなジャケットを見れば、モッズとすぐ分かる、定番中の定番です。

イギリス国旗のユニオン・ジャックやイギリス空軍のラウンデル(いわゆる「ターゲットマーク」)をよく用いています。

このブランドとリッケンバッカーは、ザ・フー以降の多くのモッズ達の憧れになりました。

日本でも近年オンリーショップがオープンしているようです。

Converse

アメリカのシューズ・メーカーで、バスケットボール・シューズのオールスターが有名です。

昔からコンバースのハイカットは、ストリートなロック系ミュージシャンに愛用されています。

カート・コバーンやリンキン・パークなど、アメリカを代表するミュージシャンの足元を飾っていました。

現在でも定番アイテムであり、いろんなミュージシャンとのコラボ商品も出しています。

余談ですが、現在ハイカットのコンバースの形のワウペダルを開発しているところがあります。

Dr.Martens

イギリスの靴・ブーツのブランドです。どのジャンルでも使われている、むしろ音楽に限らない一種のカルチャー・ブランドになっています。

元々はパンクロッカーの間で流行したものが、一般化してイギリスの若者達のサブカルチャーになりました。

現在ではどんなファッションとも合わせられるので、ジャンルのイメージに拘らず愛用されています。

GEORGE COX

ラバーソウルと言えばここ。ビートルズの同名アルバムとは特に無関係ですが、ドクター・マーチンと同じくイギリスのブランドです。

ピストルズを筆頭とするロンドン・パンク勢がジョージ・コックスを身につけました。

また、ストレイ・キャッツの登場で、ロカビリー・ファッションが再び注目を浴びます。

この2つの流れは、「テディ・ボーイ」ファッションの再評価になりました。

その後はオアシスやブラーなどが愛用し、こちらもジャンルに捉われないアイテムになった感があります。

今はいろんなブランドからラバーソウルが発売されていますが、バンドマンにはジョージ・コックスブランドが定番となっています。

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